2015/12/04

【2-1】宇田川水系(0)宇田川水系概要

渋谷川最大の支流

 渋谷駅周辺の地名にその名を留める宇田川は、代々幡の地に流れを発し、小田急線代々木八幡駅付近でいくつかの支流をあわせて南東に下り、渋谷駅前で渋谷川に合流していた、渋谷川最大の支流です。1960年代前半から後半にかけて、全区間が暗渠化されています。
 宇田川には、上原からの流れ、西原の谷からの流れ、「富ヶ谷」を流れる川、初台の支流、唱歌「春の小川」の舞台とされる河骨川、神山町の短い谷の流れ、神泉谷、鍋島松濤公園からの流れに、三田用水神山口分水を加えた流れと、いくつもの支流がありました。それぞれの流れは淀橋台に鹿の角のように刻まれた「代々木九十九谷」の谷戸を流れていて、流域は渋谷川上流部とは対照的に、高低差のはっきりした特徴ある地形となっています。
 まずは河骨川から、その流れを辿っていきます。


0 件のコメント:

コメントを投稿